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刑事とJK
第98章 凸凹の夜
「シゲ///」
千花は顔を真っ赤にさせた
「…///」
そんな千花を見ているだけで、こっちが照れてしまう
「それで…話があるのでございますか?」
「あ、僕も同じようなこと言おうと思ってただけだし…」
シゲはあぐらをかいて、千花の方へ向き直った
「千花も、僕には普通にしゃべってよ…///」
「普通に…とは?」
「えっと…"ございます"とか、そういうの取っちゃうとか…」
笑いかけるシゲの隣で、千花の顔が曇った
「シゲは…わたくしの言葉遣いがお嫌いでございますか…?」
「いや別に…嫌いってわけじゃないけど…
ちょっと、よそよそしく感じるときもあるかな、って…」
千花は俯いた
「ご、ゴメンね…!!
僕酷いこと言ったよね…!!」
「いえ、シゲは悪うございません…」
千花はシゲの目を見た
「生まれたときから25年…
ずぅっとこういうままでしたので…」
泣くようなことでもない
とシゲは思ったが
千花の声は震えた
「わたくしも…何とかしとう…ございますが…」
言っちゃいけないことを言ってしまった…
千花は自分でも、その喋り方をコンプレックスと感じていたのだ