この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
刑事とJK
第2章 やっぱりここにいた

「あの〜、僕、嘉山茂弘っていうんだ。
シゲって呼んで」
『わかった、シゲ』
ゆうひがそう呼んだだけで、シゲの顔はほころんだ
…シゲのために、人肌脱いでやるか
「シゲはオレの後輩だ。
シゲ、こいつはゆうひちゃんっていうんだぞ」
「ゆうひちゃん…///」
『オッサン、個人情報の流出ー。
賠償金払え〜』
「1円もやらんわブース」
「先輩、こんな可愛い子に
ブスとかありえないっすよ!!」
『さすが、シゲは話がわかるね〜』
地味な疎外感を味わった
「ブスにブスっつって何が悪い。
おい、パトロールの続き行くぞ」
オレはもと来た道を戻った
シゲはこそこそとゆうひに耳打ちする
「ごめんね…あの人、子どもの頃は好きな子にきつくあたるタイプだから」
『ひねくれ者なんだね』
「うん、じゃあまたね」
シゲはゆうひに手を振って、斉藤の後を追った

