この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
刑事とJK
第17章 スキってね
「で、何しに来たんだ?
なんべんも同じ質問させんな」
「実はねーこの近くで"リジェクト"のライブがあるのよ~///
ほら、あたし家遠いでしょ?
一日泊めてほしいなーって思って」
真理子は頭を振りながらルンルンと喋った
「あっそ、勝手にしろ
で、ゆうひは?」
『あ、あたしは…肉じゃがを…
食べるかなって思って…』
ゆうひは斉藤に肉じゃがの入ったパックを渡した
「マジで?
わざわざありがとな」
斉藤は受け取った
「なんだ、あんたら恋人同士か」
『「違うっつーの!!///」』
「そうなの?そんなにハモっちゃって…仲良しなのね」
二人は黙った
確かに、別に嫌い合ってるわけじゃない…
「とりあえず…///
そろそろ昼だし、みんなでこれ食おうぜ」
斉藤は肉じゃがを器に移し替えて
温めていった
『お姉さん…お歳はいくつですか…?』
「お姉さんだなんて~
真理子さんでいいよ。
あたし、いくつに見える?」
…斉藤が今、27だから…
『…29?』
「んん惜しい!!」
「惜しくねぇよ、もっとババアだ」
斉藤は肉じゃがを出し、
ついでにご飯もよそってくれた
「ババアだなんて…ひどいわクスン…、
あんたも直にジジイよ?」
『えっ…いくつなんですか?』
「35だ」
「いやん恥ずかしい///」
『嘘おぉ!!??』
斉藤より年下にしか見えないのに、35!?
若い…こえぇ!!
「あなたは…ゆうひちゃんっていうの?
22くらい?」
ガーン
『…18です…』
「あ、ごめんね!!
違うの、かなり大人っぽいから…!!」
『いえ…いえ…』
悪気がないだけ、
かえって落ち込む…