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刑事とJK
第17章 スキってね
ゆうひはそわそわしながら
ソファーに座った
女はお茶を汲んでゆうひに出す
『ありがとうございます…』
女は細身で髪は胸まで伸びていて、
まあ簡単に説明するなら、津森をかわいくしたバージョンだ
なんであいつの周りって美人ばっかり…
で、ほんとこの人だれ!?
彼女…?
元カノ…とか!?
考えたくもない、
しかし考えずにはいられない
どう話を切り出そうかと思っている最中に、
突然扉が開いた
驚いて振り向くと、斉藤だった
「何してんだお前ら?」
「お帰りなさい、正貴」
『お、おおお帰り、斉藤!!///』
斉藤は半ばだるそうな顔をしながら
ため息をついた
「お前らなぁ、来るなら連絡しとけよな」
「ふふっ、ごめんなさい」
『斉藤、どこ行ってたの?
今日は休みじゃ…』
「あぁ、職場に鍵忘れたから
取りに行ってた」
斉藤は壁にもたれた
『あ…そうなんだ…』
「で、お前は何しに来た?」
斉藤は女を見る
「やだ、お前なんて言わないで、
真理子って呼んで♪」
「うっせぇ、だから何しに来たんだ?」
「正貴に会いたくって…///」
真理子は斉藤に寄り添った
それを見たゆうひは息が止まりそうになる
「なんだよ気色わりぃな!!」
斉藤が真理子と言う女を押し退けると、
真理子はグーを作って手にあてがった
「やんっ、ひどい…」
『あの…二人はどういう関係で…?』
ゆうひは恐る恐る尋ねた
「あ?
こいつはオレの姉だ」
「姉です♪」
『へ!!??』
ゆうひは声が裏返った
お、お姉ちゃんさま!?
まさかの!?
じゃあこの人、斉藤真理子さん!?