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刑事とJK
第2章 やっぱりここにいた
シゲも斉藤の襟首を掴み、斉藤は勢い良く投げられた
「ぶはぁ、どう、ゆうひちゃ…」
「甘いわ」
斉藤はバッと起き上がり、シゲの足を引っかけて倒した
「いだー!!!」
「おいおい、犯人が柔道の達人だったらどうすんだよ」
斉藤は土を払いながら起き上がる
「だからって…いきなりはひど過ぎます…」
シゲは倒れたまま文句をたれた
『…ほんとにすごいじゃん、刑事』
ゆうひは口に手を当てて感心する程だ
斉藤はちょっと得意げになった
「まぁ、これくらい序の口だけどなぁ」
『ただのオッサンだと思ってたけど、見直したよ!!』
ただのオッサンってのが気にくわねぇが…
その笑顔に免じて許してやる
シゲはそんなゆうひに、見とれている