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刑事とJK
第31章 真理子の結婚大作戦
「でも確かに、あたしもそろそろ結婚したいかもね…」
『誰かいないんですか?
気になる人でも…』
「んー、いないな~」
首を傾げる真理子に、
斉藤は尋ねる
「どんなのがタイプなんだ?」
「かっこよければ大概タイプよ♪」
真理子は指でOKサインを作った
「…藤野なんて…どうだ?」
『藤野さん?』
「誰それ?」
「あいつ結婚してねぇし、
恋人も今はいなさそうだから、
一回会ってみるか」
斉藤は膝を叩いた
「かっこいいなら会ってみる♪」
『渋かっこいいですよ、藤野さんは!!』
「ゆうひ…お前そういう目で
あいつ見てたのか…?」
『客観的に見たらの話しだよっ、
斉藤の方が好きだから///』
「はいはい…、とりあえず電話してみるわ」
斉藤は藤野に電話した
しばらくしてから声が聞こえて来る
「おう、今日空いてねぇか?」
《なんだよいきなり…
空いてるけど、なんでだ?》
「会わせてぇ奴がいるんだけどよ…
7時からどっか食いに行かねぇか?」
《まあいいけど…、
7時に、どこだ?》
「西区の西洋レストランでどうだ?」
《また高級そうなところに…
わかった。じゃあな》
…
「ってことだ、いいな?」
斉藤は真理子を見た
「うん、ありがとうねっ♪」
「ゆうひも行くからな」
『あたしもいいの?
やった~!!』