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刑事とJK
第31章 真理子の結婚大作戦
―――――――――――
pm7時
藤野は西洋レストランの前で待っていた
まさか、自分に会わせたい人物が
斉藤の姉だなんて思ってもいなかったので、
いつものスーツ姿で来たのだった
斉藤たちはレストラン前で待っている
藤野を見つけた
「わりぃな、いきなり」
斉藤は手を上げて声を掛けた
「いいっていいって、
で、何の用事だ?」
藤野が問いかけると、
斉藤の後ろからゆうひと真理子が
ひょこひょこっと出てきた
「あ、ゆうひちゃんと…斉藤の姉さん?」
「こんばんは、藤野さん。真理子です♪」
真理子がニッコリ笑ったところを見ると
どうやら藤野の顔は
好みだったようだ
4人は店の中に入った
「いらっしゃいませ、
何名様でしょうか?」
「4人」
「4名様で。こちらにどうぞ」
店員は4人を窓際の席に案内した
ちょうど4人掛けの席で、
藤野が奥に座り、その前に真理子が座った
藤野の隣には斉藤が、
そして真理子の隣にはゆうひが座った
メニューに目を通し、皆適当に注文した
「…でな、藤野」
「なんだ?」
「今日話したいことは…、
率直に言うなら…こいつと付き合ってやってほしい」
斉藤は手で真理子を示した
「え!!??」
藤野はギョッとして真理子を見た
「待てよ、ちょっと話が急すぎないか!?」
やたらと慌てる藤野を、
真理子は笑った
「ふふっ♪///」
「わ、笑われた!!??」
斉藤は話を進めた
「正直、真理子のことはどう思う?」
「どうって…///
まだそんなしゃべったことすらないし…///」
「第一印象は?」
「…かわいいです…///」
「やんっ嬉しい♪」
「じゃあ付き合え」
斉藤は間髪入れずに言った
「で、でもよ、ほんとまだ
全然お互いのこと知らないし…なあ!?」
「藤野さんは真面目なんだね♪」
「今日でたくさん知り合え」
「お前無茶苦茶言うなよ~」
ゆうひは水を飲みながら
その様子を見ていた