この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
刑事とJK
第32章 いざ出陣
―――――――――――
「え!!!???」
辺りは騒然とした
「も、もう一回言ってくれ、藤野…!!」
吉川は手を震わせながら
藤野の腕を掴もうとしたが
手が届くまでには時間がかかり過ぎた
「だからー…」
藤野は真理子と声を揃えて言った
「「俺たち・あたしたち、結婚しまーす!!///」」
「えーーーー!!??」
藤野と真理子が付き合うようになって、
一週間が過ぎた
そして突然、二人は挨拶ということで
一緒に刑事課まで来たのだ
――挨拶とは、おわかりの通り
結婚報告である
「藤野さん、いつの間に
そんな関係になってたんすかあ!?」
これにはシゲも口を出した
「お子様には教えられないな」
藤野はさらっと流した
「ねぇ、正貴どこ♪?」
「仕事部屋こもってますよ」
真理子は藤野の手を引いて、
斉藤の仕事部屋に入った
「正貴~!!
あたしたち結婚するの~!!」
斉藤は顔を上げた
しかし別に驚いた様子はない
「おお、よかった」
「反応薄いぞ、斉藤」
「前のは結婚前提の食事会だったからな、予想はしてた。
思ったより早かったけどな」
話を聞くところによると、
あのレストランから帰ったあと、
真理子はずっと藤野と同居してたそうだ
たった一週間しか経ってなかったが、
昨日藤野からプロポーズしたらしい
真理子はもちろんOKした
「真理子嬉しいっ、ダーリン♪」
真理子は藤野の頬にチュッとキスした
「ここ仕事場だからやめろよ~
照れるだろ~?///」
藤野は真理子の手を握った
「やん、ごめんなしゃい♪」
真理子はぺろっと舌を出した
「…」
なんか…他人が
イチャイチャしてんの見るのって、腹立つな…
「おめでとう、じゃあ出てけ」
「正貴ひどーい、ほんとにそれで祝ってるの?」
「感情がこもってないな」
ああ
めんどくせぇ