この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
刑事とJK
第4章 ご注文
中に入ると、複数の男たちが酔っぱらっていた
その中にはシゲもいる
ゆうひは一瞬唖然としたが、
ピザを机に置いて
『本日はご注文していただいてありがとうございます』
そう言って部屋を出ようとした
「あれぇ?
ゆうひちゃんがこんなところにいる〜」
『こんばんは〜じゃあさようなら』
シゲが話しかけてきたが、
酔っているみたいなので
営業スマイルで軽くあしらった
しかし扉に手を掛けた時、
突然太ももを撫でられた
『ぎゃあ!!』
「誰この可愛い子〜?」
吉川だった
『ちょっと…!!』
払いのけようとするが、
肩を抱き寄せられる
グンと近くなった口からは
アルコールの匂いが半端じゃない
「名前なんていうの〜?
お兄さんとチューしようよ〜」
そのまま強引に顔を近づけてきた
『なっ…ふざけ…』
「ふざけんな」
あたしを拘束していた腕は、
斉藤に掴まれた
「いででででっ!!」
斉藤はその腕を吉川の背中に回し、
ぎりぎりと締め付ける
「この子はお仕事中だから
手ぇ出したらダメだろー?」
「いだいいだいごめんなさい、もうしません!!
いたたたたたたたた!!」
吉川が前方に体をよじらせると
斉藤は腕を放した
「ん」
そして扉を開け、ゆうひを通してやる
『…』