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刑事とJK
第33章 V S






それから何日か、
ゆうひは刑事課へ通った




作ったおやつを食べてもらうなどという理由をつけて、
本郷に番号を聞き出すために…











ゆうひは二課室の扉を叩いた


しかし、今日は何も返事が無かった






…あれ?

お留守?





ゆうひは扉を開け、中に入った


『本郷さんー?』






本当にいないみたいだ


しょうがないから、さっさと戻ろうか…
とドアノブに手を掛けたとき、

向こう側から扉が開いた




『わっ!!』



驚いて見てみると、
扉を開けたのは斉藤だった




「ゆうひ!?
お前、何でここに!!?」




しまった…


斉藤に見つかっちゃった…






『そ、そういう斉藤こそ…!!』






斉藤は、とりあえず扉を閉めた





「前に言っただろ?
まだ金庫のこととか調べてんだよ。
今日は本郷の奴、出張でいないらしいしな」





出張か…


だからいないのか






「で、ゆうひは何してんだ?」


『あたしは…迷子になってた…』



という苦し紛れの嘘は
簡単に見破られてしまった




「まさかお前、本郷に会って番号のことを…」


『そんなわけ、ないじゃん!!』






そんなわけ、だけどね…







「嘘つくな
最近やたらと刑事課に来ると思ったら、
そういうことか…」



『違うもん…』



ゆうひは口を尖らせた



「ゆうひ…」



斉藤はゆうひの肩を掴んだ



「もう、やめてくれよ…
何かあったらどうすんだよ…」



『…』





「この問題は、オレが自分でなんとかするから…
頼むよ…」



斉藤は心配の色を隠せなかった



『…ごめん…』




斉藤の前じゃ、つける嘘もつけないよ…










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