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刑事とJK
第34章 遊園地デート
進路とか…
正直どうでもいい…
バイトで充分生活できてるし、
毎日楽しいし…
このままでいれたら、いいのに…
最近はこのことが
頭を巡ってばかりでつらかった
実際、顔にも疲れの色が見えていた
斉藤はそんなゆうひを気遣い、
「どっか、遊びに行くか?」
と提案した
『ほんと!?』
「ああ、今度の日曜が休みだから…
遊園地行くか?」
ゆうひは目を輝かせた
『行く!!
絶対行く!!』
斉藤と、デートオオオォ~///
「決まりだな
早くから行って乗りまくるか」
『うん!!
うん!!』
はしゃぐゆうひが可愛らしい
「電車とかは疲れんだろーから、車にすっか。
日曜は家の前まで迎えに行くわ」
『やった…!!///』
なにげに、
斉藤の車に乗せてもらうのは初めてだった
だから余計に嬉しい
「んじゃ、またな」
斉藤はゆうひの頭を撫でた
『うん、バイバイ///』
ゆうひは照れながら手を振った
―――――――――――
そして来たる日曜日…
ゆうひは用意を完璧にして、
マンション前で待っていた
すると遠くから、黒い車が一台やって来た
『わあ~すごい…』
車の大きさは、まあ中くらいだろう
(あまり詳しくは知らないが)形はなかなかカッコイイ
斉藤は車を止め、
助手席に乗るように中からチョイチョイっと指でさした
ゆうひはドアを開け、
車に乗り込んだ
「おはよ」
『おはよう///
お邪魔しますー』
わぁ、斉藤の私服がいつもと違う!!
な、なんかオシャレ!!
飾りすぎてないのに、
チャラチャラしてないのにオシャレ!!///
あたしは、ロンスカにTシャツからの羽織りもの…
うん、いつもと変わらない…
「そんじゃ行くかー」
『おーっ』
斉藤はアクセルを踏んだ
車が走り出し、
右に曲がった
フワッと斉藤の匂い…
ああー幸せ~///