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刑事とJK
第7章 美人女医


「それで、ゆうひちゃんは
斉藤をどう思ってるの?」



急に話を振られたことのせいかは
わからないけれど

あたしは顔が赤くなるのがわかった



ばれないよう、さらに下を向き




『ただムカつくだけっす』


と言った

声は完全に上ずっていた…




「あらそうなの?
ふふふっ、よかったわー、
それが聞けて安心した」



『へ…?』


「だって、私もちろん狙ってるもの♪」



『へぇっ…!?』




その時、部屋の扉が開いた


驚いて振り向くと
斉藤が立っていた



「きゃっ、女の子の話はここまでね、
じゃあね、ゆうひちゃん。
またいつでも遊びにいらっしゃい」



そう言って津森は、
斉藤にデコピンをお見舞いしてから出て行った





「…なんだあいつ、
テンション高ぇ…」



『…いつもは?』



「いつも?
エロい」



『えぇっ!?』



やっぱり…勝てない…



「刑事課は女子が少ないからな、
お前としゃべれて嬉しかったんじゃねぇか?」




『へぇ…』



本当に、そうなのかな…






よく見ると斉藤はまだ上半身裸で、
シップだらけの状態だった


よくそれでうろうろ出来るな…




斉藤は椅子にかけてあった服に
手を伸ばした


しかし手は服には届かず、
倒れそうになった体を、椅子を掴んで支えた





「危ね」



『ほんとにフラフラじゃん、
帰れるわけ?』




「なんか、かなりイカレてんな
ちょっと傾くとふらつくわ」



笑って椅子に腰掛け、
ゆっくりと服を着た





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