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刑事とJK
第60章 泣いてるの?
―――――――――――
「ちょっとあんた、さっさと縄解きなさいよ!!」
真理子は椅子の上でがたがたと揺れた
「もうちょっと大人しくしてよ、
いやぁ///ってなってるとこが見たいんだから」
男は縛られた真理子を正面からジッと見る
「変態!!
悪趣味!!
消えろ!!」
「やぁだ」
「絶対殴ってやる!!」
ったく、泰輔はまだ助けに来ないの!?
部屋はガソリン臭いし、あたしは縛られてるし
一体どんなプレイよ!!!
「あ、ちなみに
あんたの旦那さんなら来たよ?」
「え!!?」
「あんたが気を失ってる間にね、来たよ?」
じゃあ何で助けてくれないのよー泰輔ぇー!!!
「ついでに言うと、ちゃんと助けようとしてたよ。
俺があんたを人質に取ってたから、
手を出せなかっただけ」
ええー…?
泰輔…疑ってゴメンね
真理子大失敗♪
つい、いつもの癖でペロッと舌を出してしまった
すかさず男はその舌に吸い付く
「ぎにゃああああー!!!
殺してやる、殺してやるうー!!!」
「へへへ~、あ、電話だ」
男は電話に出た
「え?…あーうん、わかったー」
さっさと電話を切ると、
真理子の縄を解いてやった
「?」
「縛ってゴメンね、用事出来たから帰るよ。
旦那さんにもよろしく伝えといて」
「さっさと帰れ!!」
「冷たーい」
男は裏の窓から外へ逃げていった