この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
刑事とJK
第63章 第一歩
「よお、もう腹は治ったか?」
公園に着くと、すでに斉藤はベンチに座っていた
『もう走れるくらいっ』
ゆうひはピョコッと斉藤の横に座った
『ねぇ、あたしも
"斉藤"になるんだよね…///』
「まぁ、そうだな///」
『じゃあ、正貴って呼んだ方がいい?』
「え、ああ…///」
ゆうひに、
まともに名前で呼んでもらったのは初めてだ
正貴叔父さんとかはあるし、
あの、いつの日かの熊は、
ジンギスまさきって呼ばれてたけど…
『正貴…』
「ん?///」
『やっぱり呼びにくーい、斉藤でいいや』
はああああ?
「おめぇなぁ…
一体"正貴"のどこが呼びにくいんだよ?」
『だって"まさき"って
3回くらい口をパクパクさせないとダメじゃん?』
「そんだけか!?」
『他に何かあるっけ?』
…こいつ
「まぁ、どうでもいいわ
好きな風に呼べよ」
『斉藤~』
ゆうひはニカッと笑った