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刑事とJK
第63章 第一歩
―――――――――――
ゆうひがマンションに着くと、
部屋の鍵が開いていることに気づいた
『あれ?
閉めたのに…』
ま、まさか泥棒!!?
ゆうひは慌てて部屋に入った
パッと中を見渡すと、
別に荒らされたような跡はない
『…?』
鍵、掛け忘れてたのかな?
ふっと机に目をやった
『あれ、手紙…』
ゆうひは辺りをぐるぐると探した
『…無くなっちゃった』
―――――――――――
「南、頼みがあんだけどよー…」
「3回回ってワンって言ったら聞いてやる」
「…んじゃ頼まねぇ」
斉藤はイライラしながら
藤野のもとへ行った
「藤野ー」
「どうした?」
「ちょいと、人探し付き合ってくんね?」
藤野は一息ついて
「仕方ないな」と言って立ち上がった
「さすが、お義兄様」
「普通に呼べって」