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刑事とJK
第68章 どうする飛鳥…!!
車に乗り込み、バタンと扉を閉めた
「…」
南はハンドルを握ったまま、
大きく息を吸って吐いた
気まずいことには違いない
「ごめんね南…
せっかくのデートなのに…
あいつが出て来ちゃって…」
飛鳥がそう謝るので、南は困ったように微笑んで
飛鳥の頭を優しく叩いた
「飛鳥は悪くない…
忘れて、今日は楽しも」
「…うん///」
南は車を走らせた
――――――――――
「―――で、飛鳥は何が食べたいの?」
「清隆の好きなものにしよっかなー」
「じゃあ、ヤキソバとタコ焼きと
お好み焼きとかき氷!!」
「そんないっぱい食べれるわけないじゃんっ」
「頑張れば出来るー!!」
「―――か
あすか
飛鳥!?」
「はっ!!
え、何?」
飛鳥は南の呼びかけに答えた
「体調悪いのか…?
何注文する?」
「あたしは、ヤキソバとかき氷だけでいいよ」
「は?
ここ、イタリア料理だけど…」
「え?」
よく周りを見てみると、
他の客はスパゲッティーを食べていたり、
店内には緑と白と赤のイタリアの国旗が
飾ってあったりもする
「ご、ごめん…あたしはミートスパゲッティー!!」
「…おう」
オーダーを済ませた