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刑事とJK
第69章 敵に塩を送る



―――――――――――




飛鳥は携帯が鳴っていることに気がついた



「あ…ゆうひ…」



飛鳥は電話に出た




「…もしもし?」




《あ、飛鳥
久しぶりっ、夜遅くにごめんね》



「ううん、大丈夫だよ
何か用?」





《明後日さぁ、ちょっと空いてない?
ガールズトークしようよ!!》




「明後日…」





明後日の出勤は午後からだった




「午前中でもいい?」



《うん、ありがとう。
9時からマックでいいかな?》




「了解、じゃあお休み」



《お休みーっ》



ピッと電話を切った


それを、
清隆は何となく聞いていた



「…友達?」




「うん、歳は10以上離れてるけどね」




「いいね、友達」



清隆は、また毛布を抱えた





「飛鳥、お休み」



「庭で寝るの好きだね」




「飛鳥に添い寝したら、
どうせ怒るでしょ?」




「当たり前じゃん」




清隆はクスッと微笑して、
玄関から出て行った












「…」




ゆうひに、相談しようかな…?

せっかくの機会だし…








飛鳥は、何となく心強い味方が出来た気がした






…あたしは





どうしたいんだろう?






この疑問は、
もう何度となく頭を巡ったが…














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