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刑事とJK
第69章 敵に塩を送る





「実はあたしさ…
やっと惚れた男が出来たんだ」




「やっと?
俺のことは好きじゃなかったの?」




「清隆は普通よりちょっと好きなくらい」



「はああ?」




舞はニコニコと笑った





「その、あたしが惚れた人も刑事さんでさ…
いろいろあたしに諭してくれたよ〜」





「諭すって…
何言ってもらえたの?」



「んー聞きたい?
えーっとね…」





と喋りかけた時、舞は口をあんぐりと開けた


そしてバッと立ち上がって言った




「さ、斉藤さん!!??」



「え?」





清隆がつられて振り向くと
そこには二人の男が立っていた



一人は見たことのない顔だったが、
もう一人は明らかに顔見知り…





だった














「あ、あんた確か、三宅舞…」



「斉藤さん、こんなとこで会えるなんて奇遇っ///」



舞は嬉しそうに斉藤に駆け寄った









…舞が惚れた男って、この人だったのか…


まあまあカッコイイかもね



いや、今はそんなことどうでもいい!!



俺はとりあえず南さんを何とかしないと…







と、南を見てみると
何とも気まずそうな顔をしている



話しかけるのが申し訳ないくらいだ





舞は斉藤の腕を叩き、聞いた



「斉藤さん、この人誰?
友達?」



「友達とか勘弁してくれ
南っつう仕事仲間だ」



「えっ」



舞は南を見たあと、
清隆の方を振り向いた


この人が、飛鳥さんの彼氏!!?
という感じで驚いた顔をしている












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