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刑事とJK
第80章 終わりへの始まり
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pm6:30
「あ、ゆうひ?」
《はい、何?》
「今日帰り遅くなっから、先に寝といてくれていいし…わりぃ」
《仕事忙しいなら、仕方ないかっ、了解》
「ん、じゃあな」
携帯を仕舞い、食堂へ向かった
今夜、例の不法入国者についての
対策会議が行われることになったので、
今のうちに腹ごしらえをしておく
食堂では、すでにシゲや藤野が食事を取っていた
斉藤もざるそばを注文し、二人と同じ席に着いた
「先輩って、麺類食べてること多いっすよね」
シャケをつまみながら、シゲがこっちを見てきた
「うめぇからな」
我ながら、適当すぎる返事だ
「でしょうね…あ、先輩、あれっすよ」
「あ?」
シゲは食堂のテレビに目線を送った
〈さあやってまいりました。
残りあとわずかで開園することになります、
アミューズメントパークでーす!!〉
テレビには今人気の売れっ子キャスターが映っていた
その後ろにある馬鹿でかい建物が、
シゲの言ってたアミューズメントパークなのだろう
どうやらそこの生中継中のようだ
「んなもんガキの遊び場だ」
「先輩ひどい、あれを楽しみにしてる人が
世界にどれだけいると思ってんすか?」
「おめぇくらいだろ」
「意外と斉藤みたいな奴がハマったりするんだよな」
「るっせぇ藤野」