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刑事とJK
第80章 終わりへの始まり





〈アミューズメントパークの広さは、なんと東京ドーム4つ分!!
本当に大きいですね~!!〉




画面上のキャスターは、建物の方へ歩いて行く





「くだらねぇ」




「…とか言いつつがっつり見てるじゃないっすか…?」





〈入口も大きいですねー。
あ、見てくださ~い、マスコットキャラクターの"アミュー君"が迎えてくれますよ!!
きゃ~アミュー君~!!〉





「るせぇ、さっさと中に入りやがれ!!」




「先輩、テレビに文句言わないでください」




キャスターはアミュー君と戯れた後、
ようやく建物内に入った



カメラもその後を付いていった




〈わあ~、すごく綺麗で、何よりも楽しそ…
え…?〉




猫かぶりだったキャスターの顔色が一変した




「?」





〈ちょっと…あなたたちは誰で―――ブツン――――〉



「あ?」




いきなり暗くなり、そのあとはザーーーと
白黒の落ち着かない画面になってしまった




「放送、途切れちゃいましたね…」




シゲは唖然としている




「まあ、これが生放送の怖いとこだな」




藤野は大して気にしてないようだったが

斉藤にはただ事ではないように思えた





「…」





キャスターの顔の変わり様が尋常じゃなかった…


向こうも一応プロだ


カメラの前でそう簡単に笑顔を絶やしたりはしねぇはず…


それが、今見せた顔は…







「斉藤、早く食えよ
7:30から会議なんだからな」




「あ、おう」




斉藤は急いでざるそばを食べ終えた







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