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刑事とJK
第81章 篭城突入策



「パークに閉じこもってる奴らとは、話とか出来ねぇのか?」



「電話をかけたり、スピーカーで直接呼び掛けたりしましたが
…何も反応ありませんでした」




「そっか…」




斉藤は、堂々と腰を据えて構えるアミューズメントパークを見上げた




何の目的もなしに、
犯人がわざわざこんな手の込んだことするとは思えねぇ…

必ず何か要求してくるはずだ







「今1番厄介なのは…爆発か…」




吉川は閃いたように手を叩いた



「こっちも爆発で、建物に穴空けちゃおうぜ」




「んな無茶苦茶できるか。
それに、また向こうの爆発にこっちが巻き込まれるかもしれないだろ」




「だってー…
いい案だと思ったんだけどなぁ」





南に却下され、少ししょぼくれる吉川に、斉藤は励ますように言った





「それは最終手段として取っときゃいいじゃねぇか」



「お、だよな!!」






少し遅れて、パトカーが一台到着した

中からは、長谷川とアンソニー




「でかい建物だなー」


「デスネー」





「長谷川さん…!?
不法入国者のことはいいんすか?」




「このアミューズメントパークに立て篭もってる奴らが
そいつらかもしれないだろ?」





長谷川はニカッと笑った






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