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第2章 パーティー

ついてない。やっぱり来なければよかった。
そんなあたしの考えなんて露知らず話は続いていた。


「所で、そちらの男性は?」

視線を村上に向け、パパに尋ねる。

「あぁ、紹介が遅れたね。今は娘の世話役をしてもらってる村上だ。中々優秀でね。いずれは私の右腕として会社の方を手伝って貰う予定なんだよ」

「初めまして。村上弘也と申します。よろしくお願いします」

綺麗に一礼をした後、若社長に差し出された手を取り握手をしていた。

「廣瀬優斗です。こちらこそよろしくお願いします」


和やかに話は進んで行く。
一旦区切りがついたとこで、呼ばれた若社長は後ほどと頭を下げるとその場を去っていった。


あの、あたし…早く帰りたいんですけど。

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