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マイバトラー
第1章 執事との出会い
半年前に妊娠を期にやめた彼女とも約束した通り、本当に今は無駄に反抗するつもりもないし、前みたいにパパやママを困らせようなんて思ってない。
山岡さんの後には、誰かを付けてあたしを監視するようなことはなくなったからもう大丈夫だと思って油断してた。
「そうだな。あの頃の様なことはもうないと信じてる」
「じゃあなんで!?」
「美緒。お前は自分の娘ながら頭もいいし器量もいい。肝心な時にはしっかりしてる。だけどな」
「だけど?なに?」
「家の中でももう少しだなきちんとした格好をするとか、休みの日でも寝癖で過ごさないだとかな」
「え?」
「いい男が側にいたらお前でも少しは気にするだろ?」
「え?え?」
「パパは女の子には家でも外でも可愛くいて欲しいんだよ。美緒に女の子らしくいて欲しい。まぁ、何て言うか。花嫁修行?だと思って」
「……え?」
ごめん。パパ全く意味がわからない。