パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 設定に関して②

　「あ、嬉しいね」

　「なにがです？」

　「雅って名前が使われないって前に話したの覚えてる？」

　「あぁ……あれですか」

　「メッセージで雅先生って呼んでくれる人がいらっしゃるみたいだよ」

　「雅先生……絢爛豪華な響き」

　「似合わない？」

　「そんなことは全く！」

　「ちなみに瑞希も宮内君とは呼ばれないね」

　「うわ、違和感絶大」

　「そんなこと云ったら誰にも哲って呼ばれない紅乃木君はどうしたらいいのかなー、みぃずき？」

　「アカ！　なんでここに」

　「これ、今回の呟き持ってけってさ。はい、類沢センセ」

　「ありがと」

　「そういえば、雅センセ、とかもう昼ドラな香りがしますね」

　「それ褒め言葉？」

　「……そう受け取って下さい」

　「ねぇ、いつもここで語り合ってんの？」

　「語り合う……とはちょっと違うかな」

　「片桐ちゃんのパシリを」

　「えっ」

　「瑞希が」

　「えええっ」

　「それ、本当？」

　「嘘だからアカ！　ナイフしまえ！！」

　「えー、やだ」

　「アカ……」

　「紅乃木はナイフを何本隠し持っているのか、作者にもわからない、と」

　「類沢センセにはわかってるんじゃないの？」

　「あはは、さぁね」

　「なんで笑ったんですか……」

　「みぃずきは知らなくていいよ」

　「二本以上？」

　「正解」

　「正解って……」

　「この片桐学園の規則に刃物所持禁止はあるはずなんだけどね」

　「な、なんて云いました？」

　「この片桐学園の」

　「片桐学園？」

　「(仮)ね」

　「びっくりした……」

　「ていうかこの学校の名前考えてなかったね」

　「俺ら知らずに登校してたんだな」

　「学園ものではないからね」

　「類沢先生なら名前なににします？」

　「……」

　「……」

　「……」

　「思いつかないね」

　「これ、前も見た流れですね」

　「じゃ、募集ってことで」

　「アカ！」

　「思いついた読者のみんな、僕に教えてくれればいいよ」

　「類沢先生！」

　「名無し学園でいいの？」

　「それは……」

　「今度来る時には決まってるかな～。楽しみ」

　「アカまた来んの！」

　「金原とね。じゃぁね、みぃずき」

　「待っ……」

　「賑やかになりそうだね」

　「……」