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呟きたい
第8章 おかえりなさい

 「それで……」

 「ん?」

 「どこ行ってたんですか」

 「旅行」

 「どこに!」

 「秘密」

 「なんでですか!」

 「なんで聞きたいの」

 「そっ……なん! 先生が黙ってどっか行っちゃうから!」

 「から?」

 「ああー! 寂しかったんですよっ。だから教えて下さいって!」

 「ちょっとした旅」

 「なんでまたいきなり!」

 「僕が旅するのに瑞希の許可がいるの?」

 「ちが……いますけど。このコーナーは元々俺と類沢先生がレギュラーだったのに」

 「まぁ、いつも語ってばかりじゃ飽きるからさ」

 「先生が?」

 「女性方が」

 「はぁああ?」

 「ま、というわけで」

 「どこ行くんですか」

 「ここシアターもあるんだよね」

 「へ?」

 「ほら」

 「うわっ。え? なんだこれ」

 「たまには休みも欲しいからさ」

 「ちょちょちょ、見ないんですか」

 「瑞希は、それ見るのと一緒にご飯食べるのどっちがいい?」

 「ご飯で!」

 「あはははっ。じゃあ、おいで」

 「はい」

 「僕の旅なんか自分で見ても仕方ないからね」

 「何か言いました?」

 「いや……何も」

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