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呟きたい
第13章 雑談①
「久しぶりだね」
「今晩は瑠衣さんが熱で寝込んでるみたいですよ」
「だからこうして雑談する時間が貰えたわけね。季節の変わり目って本当に面倒だよね」
「類沢さんって風邪とか引いたりするんですか?」
「え? それどういう意味?」
「なんか……想像つかなくて」
「まあ多少の不調でも仕事はできるからね」
「休んだりしませんよね」
「しないね」
「……死なないでくださいね」
「あはははっ、なにそれ」
「類沢さんて長く生きそうでいて早死にするタイプなんですもん」
「それどっちになるの」
「早い方です」
「瑞希は堅実に老後まで生きそうだね」
「そうですか?」
「八十くらいにね、世界一周旅行とかして旅先で安らかに眠りそう」
「ちょっと! 人の死に方勝手に想像しないでください」
「っぽくない?」
「……リアルですけど」
「僕はどうだろうね」
「類沢さんは……なんか血まみれになって、激闘の末に空見上げてフッて笑って倒れそうです」
「どこの漫画の悪役なのソレ」
「悪役とは限らないじゃないですか」
「主人公は死なないでしょ」
「いまどきは死にますよ」
「厭な言い方だね」
「あっ。あとあれです! 最後にこう煙草に火点けて、ふーって」
「詳細設定に行かないの」
「いいなあ、恰好良くて」
「妄想に嫉妬?」
「今晩は瑠衣さんが熱で寝込んでるみたいですよ」
「だからこうして雑談する時間が貰えたわけね。季節の変わり目って本当に面倒だよね」
「類沢さんって風邪とか引いたりするんですか?」
「え? それどういう意味?」
「なんか……想像つかなくて」
「まあ多少の不調でも仕事はできるからね」
「休んだりしませんよね」
「しないね」
「……死なないでくださいね」
「あはははっ、なにそれ」
「類沢さんて長く生きそうでいて早死にするタイプなんですもん」
「それどっちになるの」
「早い方です」
「瑞希は堅実に老後まで生きそうだね」
「そうですか?」
「八十くらいにね、世界一周旅行とかして旅先で安らかに眠りそう」
「ちょっと! 人の死に方勝手に想像しないでください」
「っぽくない?」
「……リアルですけど」
「僕はどうだろうね」
「類沢さんは……なんか血まみれになって、激闘の末に空見上げてフッて笑って倒れそうです」
「どこの漫画の悪役なのソレ」
「悪役とは限らないじゃないですか」
「主人公は死なないでしょ」
「いまどきは死にますよ」
「厭な言い方だね」
「あっ。あとあれです! 最後にこう煙草に火点けて、ふーって」
「詳細設定に行かないの」
「いいなあ、恰好良くて」
「妄想に嫉妬?」