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セルフヌード
第5章 少女と被虐
* * * * * * *
りのは、駅に向かって歩いていた。
色褪せた看板の立つ廃屋や空き家が目立つ小路は、静かだ。
魔物も通りかかるまい凄寥のとばりを、けたたましいバイクの音が裂いたのは、突然のことだ。
「…──っ」
目も眩むような閃光が、視界を霞めた。
りのの行く手を数人の男らが遮った。
「イイ女はっけーんっ」
「こいつじゃねぇ?おっ、そうじゃん!」
「ねぇねぇ一人?何怯えてんの?俺ら怖くないよ」
男の一人が写真と思しきものとりのを見比べ、仲間達に合図を送った。
他方の男が、りのの腕を羽交い締めにする。
荒れた大声で騒ぎながら、男達はりのを廃屋の隙間に引きずり込んだ。
「誰なんですかっ……貴方達っ」
「震えてるねぇ、初々しい反応好きだよ」
「俺勃ってきたわ」
「急ぐなよ、こいついくらぶっ込んでも良いって言われてんだから」
ぶちぶちぶちっ…………
二人の男がりのの腕を押さえつけ、一人がカッターシャツのボタンを切った。
夜風に慄く乳房を包む最後の下着を男の手が乱暴に掴み、苛々しげにワイヤーを引き、それから背中のホックを外す。
たぷん、と、りのから肉の果実が飛び出た。
無数の手が、りのの肌を物色し出す。