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セルフヌード
第5章 少女と被虐
「んふぅ!……ゃっ、……」
「やっべー、喘いでやんの!やっらしー」
「痴女じゃん!」
スカートのホックが引きちぎれてゆく。
ストッキングに伝線が走り、ぬめった舌が脇や腕をしゃぶり出す。
「や……あっ……あっあっ……」
状況がまるでのみ込めない。
さっきまでなつみの写真展にいた。りのは最終日を惜しみながら親友の芸術に胸打たれ、明るい時間を過ごしていたはずだ。
ビリィィィィっっ…………
「やめて下さい!!いや!!お願いですっ……誰か……!!」
「おっと、お嬢ちゃんこの辺知らないのぉ?ここは夜、無人だよん」
「おっ、可愛いおパンツ履いてるねぇ」
「じゃ、こっちも公開──…」
ずるっ…………
りのの恥丘を掴んだ指が離れていった。
歯切れの良い鈍音に、男達の呻吟が被る。
「わぁぁああああっ……」
「くそっ、てめぇ──…ひっ!!」
小刻みに慄く背を壁に落とし、りのは第三者の正体を求める。
玲瓏な容姿。いっそ造形美と言えよう肢体に華やかな姫スタイルをまとった女が、アスファルトに喘ぐ男達を見下ろしていた。