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セルフヌード
第5章 少女と被虐
「やば、明日仕事なのにこんな時間」
「ほんとだ、……」
「ご飯もお風呂も済ませておいて良かったね。おやすみ。美優はそっち使って。こっちのシーツ、皺出来ちゃったし」
なつみが寝具に潜り込む。眠る時も抜かりない、可愛らしいルームウェアが、ほのかなブーケの匂いを撒いた。
「待って」
「何?」
「あの、ね……」
「そっか、電気消して。忘れてた」
「そうじゃなくて、……」
…──キス、して。
「今度ね。明日寝坊しちゃまずいんだ」
「…………」
「美優が好きだよ」
「うん。……」
「でも今日は我慢しよ?」
「…………」
何故、あんなことをしてしまったのだ。
こんなにも美しい人から、吃驚したのと恐怖とをはき違えて逃げ出した。
「なつみは綺麗だよ。……私なんかより、ずっと」
「知ってる。いくら鏡見てても飽きないもん」
「ほんとは濡れてるよ。今、私……触って欲しいよ。触りたいよ」
「ありがと。美優ってやっぱりいやらし──…っ」
シーツを剥いで、眠り姫に跨った。