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セルフヌード
第2章 美しさという暴力
なつみが側のチェストから、収納ケースを引っ張り出した。
「ひゃうっ……ぁっん」
きぃんと冷えたプライヤの爪が、美優の乳首をつまみ出す。
痛みと顫え、金属特有の硬質に慄く淡い小梅を、ノンホールのフープピアスが飾った。もう一方の乳房にも、同じ辱めが迫る。
「はぁっ、はぁ……んっんん」
見惚れている余裕はない。
美しい手が、今度は首輪を、美優の喉に巻きつけてきた。鎖が合皮とフープを繋いだ。
喉の圧迫に目を細める。肌に垂れる華奢な金属が、体温に馴染んでいくのが惜しい。
「みゆさんの胸だ」
「ひゃっ……ん」
「ほんとにいやらしく勃つんだね。引っ張っても外れない」
くりくり…………
なつみの指が、肉厚のこよりでもこしらえている風に、爪の先ほどの球体をしごく。