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セルフヌード
第3章 愛玩
夕まぐれ、美優はなつみの家を出た後、直接ショッピングモールに回った。
洋服と、下着もなつみのものを身につけていた。
お陰で善良な市民に紛れて、心置きなく食材を選べる。
否、それには語弊があるかも知れない。なつみの洋服は、ただでさえフリルやレースが過剰にあしらってある。生涯無縁とタカをくくっていた洋服は、丈も短く、未だかつてないほど美優に他人の視線を浴びせた。
良と囲む食卓に並べる食材を買い揃えながら、頭の中は、スマートフォンのデータフォルダでいっぱいだ。
あのデート以来、なつみは美優を撮る時、美優のスマートフォンを使っていた。
カメラアプリの画質など知れているのに、さすがはプロといったところか。スマートフォンを満たしていくポートレートは、美優にデータの上書きという隠蔽の必要性を疑わせる仕上がりだ。
セルフヌードは本人がシャッターを切ってこそ、それと言える。
ブログに使えないことが、惜しかった。
夕餉の下ごしらえが落ち着く頃、ブログに新着コメントが付いていた。
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201◯年3月16日(火)18:01書き込み
[名前]
武志
[内容]
いやらしいねぇ♡
俺もみゆちゃんのおまんこに入りたいな^_^
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201◯年3月16日(火)18:15書き込み
[名前]
ゆきだるま
[内容]
みゆさんのご主人様ってオシャレですね。
ペイントは油性マジックがオススメです。しばらく落ちなくていいなら。(ニヤ)
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201◯年3月16日(火)19:09書き込み
[名前]
宗田
[内容]
M猫を飼育中の女です。
甘えちゃって良いと思いますよ。
調教中にお洋服を汚しちゃったら私も気にしてしまいます(=゚ω゚)ノ
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