この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
食べてしまいたい
第6章 嫉妬
「中間ですかぁ~」
そう言いながら彼女は、私の顔を覗いた。
「お名前…七菜さんでしたか?」
「は、はい」
自分は先ほどの何に嫉妬していたことやら。
そんな自分に恥をかく。
「お話していたとおりの可愛い方ですね」
どきりと高なった。
お話してたとおりって……まさかと思い彼を見た。
顔を少しだけ赤らめて、頭をかいた。
「はる姐…その顔反則……」
照れまくった私の出せることはこれだけだった。
「何だか初々しいですねっ」
輝くような笑顔で
私も釣られて笑った。