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第29章 【あとがき集】

　私自身、選んだ道が良かったのかどうか、正しいのか。果たして、どこに続いているのか判りません。もちろん、具体的に行く先は思い描いて選びましたが、必ずしも計画通りに行かないのが人生ですから。
　ですが、これも長い眼で見てみなければ、結果も辿り着く先も判らないのですから、今は自分にできることを精一杯やりたいと思います。その瞬間瞬間の自分にできることをやったなら、少なくとも思ったとおりの成果を得られなくても、この道を選んだことを後悔しないで済む、選んで良かったと思うのではないんでしょうか。
　さて、話は小説に戻ります。そういうわけで、高麗とかを舞台にしたお話、もしくは皇帝が出てくる話なども心は動くのですが、とりあえず少し空白があったので、日本を舞台にしたお話の方にしました。
　あまり自信はないですが、とにかく頑張って書きました。こちらでは久々なので、愉しんで頂けたら嬉しいです。
　それでは、今回もありがとうございました。ヒロインの薫子ちゃんが感じているように、この物語には続きがあります。来月はその第二話でお逢いできたらと思います。
　
　　　　　　　　　　　　　　東　めぐみ拝二〇一五年八月三日