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人妻の欲望 ――短編集――
第4章 飲み会

――――かれこれずっと飲んでる。
周りが席替えしてるのに、ただただ五十嵐君と話してる。
身体が熱い――――
酔ってるからかな……
シャツのボタンを一つ外し、胸元をはだけてみる。
五十嵐君の視線が注がれてるのが分かる。
「まゆみさんって、もう子どもとか作らないんですか?」
「まあ旦那がもうしたがらないっていうか……」
「えーそうなんですか。そしたら身体もて余しちゃいますね。」
彼は微笑むと、私の太ももの上に手を乗せる。
「ちょっと何やってるのー?!だめでしょ!」
思わず払いのけてしまう。
「はいごめんなさい!冗談ですよ冗談。だって、まゆみさん魅力的なんですもん。」
思わずキュンとするが我慢する。
「まゆみさん……色っぽいですよ……」

