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人妻の欲望 ――短編集――
第1章 同窓会

男性達は私の身体の上に手を置いて何事もないように歌を歌っている。
だけど、それは表面上だけ――――
私の下にある男性器は固くなっているのが感触で分かる。
もっと興奮したい……もっと興奮させたい……
そう考えただけで、私の愛液が溢れ出てきそう……
私は男達をいじめたくなってきた、
……というか焦らしたいって思った。
おもむろに携帯を見て、
「あ!旦那からメール来てる、帰らなくちゃ!」
そう言うとブーイングの嵐。
それがとても心地良い。
「ごめんなさい。その代わり、みんなの連絡先教えて!」
そうして男性達の連絡先を全て手にいれた。
私はもういやらしいことしか考えられない――
これからの人生がとても楽しくなりそう――――
「俺も奥さんからメール来てたので、一緒に途中まで帰りましょ!」
そんななか、高身長で筋肉質な高橋君が声をかけてくれた。
私はもちろんその申し出を断るわけなく、一緒に帰ることにした。
「ごめんねぇ~。ありがと~。」
私は彼のたくましい腕に抱きつき歩く。
彼は一瞬戸惑ったようだが、拒否はしない。
「もう暑くて暑くて……暑くなかったぁ~?」
私は上目遣いで彼を見る。高身長ゆえに、絶対胸の谷間は見えている。
「あ……あの人数で、あの狭さです…もんね。」
彼と目は合ったもののすぐにそらされてしまう。
まるでカップルのように駅前の通りを歩く。
高橋君は奥さんが駅に迎えに来るそうだ。
「ねぇ、高橋君……ちょっと……」
高橋君を誘導するかのように、駅の中のアンモニア臭が漂う車イス用トイレに入る。
「ちょっと京子さん……よ……酔ってるん……んぅんん…!」
彼の言葉を遮るように口づけをする。
いやらしく、大胆に。犬のようになりふり構わず。
「ダメですって……ん……あぁ…あ……」
「私……寂しくて……だめ……かな?」
彼を再び上目遣いで見上げる。
すると彼の中の何かが外れたのか、私をむさぼり食うようにキスをしてくる。
――あぁ……きもちぃ……はぁぁ……ん……
お互い乱暴に服を脱ぎ、彼のたくましい身体に身を委ねる――

