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人妻の欲望 ――短編集――
第1章 同窓会

トイレを出たあと、唇を手で拭い、舌舐めずりをする。
――――美味しかった、何年ぶりの味だろう……
もう後戻りはしない。興奮冷めないまま、部屋に戻る。
「京子さん遅かったですね~。」
「ごめ~ん!遅くなっちゃった~!」
部屋の中は、お酒と男の臭いが充満していていやらしい気持ちになる。
「あぁっ!間違っちゃった~!」
私は座っている男性の上にわざと座ってみる。
「京子さんもうべろべろじゃないですか~!」
「酔ってないよ~……」
私はそのまま男達の膝の上に横になる。
「あぁん……もう眠いよ~……」
私のはだけた白いシャツからは綺麗な胸が見えているはず。
赤いスカートからは私の網目の黒いパンティが見えているでしょ ?
男達は私を介抱するふりをしてべたべた触ってくる。
――もっとぉ……もっといやらしくして……

