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私は犬
第12章 歓迎会
「おいっ。九宝。大丈夫か?起きろっ」
あれ、この方どなた?
「ほらっ。捕まれ。起こすぞっ。」
うーんと、
「おにぃ……さ…ま?」
「はぁ?お兄さまでもお祖父様でもいいから捕まれ。いくぞっ。」
ふわふわして気持ちいい…。
海の上に浮かんでいるみたいだわ…。
「お前、自宅か家族の番号は?」
「かぞく?」
「家まで連れてってやるから。連絡入れてやるから、自宅か家族の番号教えろ…。」
「ぁぁ家族ね…。いないわ。誰もいないの…。みんな居なくなっちゃった…の…。」
「お母さま。ごめん…なさ……い…。」
とても眠たいの。ゆらゆら気持ちいいの。
ずーっとこのままがいいわ。気持ちいいんだもの…。
あれ?お兄さまって誰かしら?
あれ、この方どなた?
「ほらっ。捕まれ。起こすぞっ。」
うーんと、
「おにぃ……さ…ま?」
「はぁ?お兄さまでもお祖父様でもいいから捕まれ。いくぞっ。」
ふわふわして気持ちいい…。
海の上に浮かんでいるみたいだわ…。
「お前、自宅か家族の番号は?」
「かぞく?」
「家まで連れてってやるから。連絡入れてやるから、自宅か家族の番号教えろ…。」
「ぁぁ家族ね…。いないわ。誰もいないの…。みんな居なくなっちゃった…の…。」
「お母さま。ごめん…なさ……い…。」
とても眠たいの。ゆらゆら気持ちいいの。
ずーっとこのままがいいわ。気持ちいいんだもの…。
あれ?お兄さまって誰かしら?