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私は犬
第15章 初体験*
「退きなさいっ!」

「ちょっ、まて、おい。」

「今すぐ、おマンコからおチンコを抜きなさいっ!」

「クっ……っ。………ククっぷっ…。」

「今すぐ抜いて出て行ってっ!でないと人を呼ぶわよっ!」

「……おい。落ち着け…。」

「抜いてっ!出て行ってっ!早くっ!」

「……分かった…。」


音羽さんは、びっくりしたような顔をしていたけれど、私の忠告に従い部屋を出て行った。

1人になった部屋で、おマンコの酷い痛みが少しでもマシになるように、膝を抱えて丸くなりながら。バスローブに染み付いた、蝶々みたいな赤いシミを見つめて、今日の事について考えた。

しばらくして、部屋の扉をノックする音が聞こえてきたけれど。

「このまま帰ってくれるなら人は呼ばない。」

と扉越しに告げたら、音が止んだから。きっとあのまま帰ったのだと思う。

音羽さんにも、社会的な立場はあるし。人を呼んだかどうかを知らないままでは、帰るに帰れないのは当たり前だもの。

おマンコにシャワーのお湯が凄く滲みて痛くて。流しても流してもぬるぬるしていて。薬を塗るべきだけれども、何がいいか分からないから、ワセリンを塗っておいた。

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