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私は犬
第17章 契約

ドロリとした物はシャワーを浴びても、ぬるぬるギシギシしてなかなか落ちないし。日々の日課の半分も消費出来ないまま出社した。
オフィスでは、音羽さんは怖い顔してずっとこちらを見ているし。挙げ句には、わざとらしい仏語で次回の月経予定日を聞いてくるし。笹木さんは物凄く機嫌が悪くて。鮎川さんまで変な顔してこちらを見るし。やっぱり座る時、ジーンと痛んだし。
何だか考える程に腹がたってきたわ…。契約を代理人に頼んで、パーティーに行くべきだった。。
「あんた。鏡にらんで、何ブツブツ言ってんの?終わったわよ。」
「にらんで??この顔がにらんでなの?」
「にらむよ。漢字だと睨むね。それ以外に何ていうのよっ。ほらさっさと行きなさい。時間だわよ。」
ふうん…。この顔が《にらむ》なのね。知らなかったわ……。
あれ?そういえば私、ずっとみんなに《睨む》をされているように思うわ………。なんだか憂鬱。知らなきゃ良かった……。
・・・・・・・・・・・・・・・
約束通りに音羽さんはやってきた。きちんと時間を守るなんて、思ったより真面目なのね。と感心しながら、今、サインを終えたところで所要時間は5分と掛かっていない。
「おいっ。ちゃんと人の話を聞きなさい。」
へ?何が??と思って顔を向けると
「だから、この部屋の鍵を寄越せって、言ってんだろっ。」
オフィスでは、音羽さんは怖い顔してずっとこちらを見ているし。挙げ句には、わざとらしい仏語で次回の月経予定日を聞いてくるし。笹木さんは物凄く機嫌が悪くて。鮎川さんまで変な顔してこちらを見るし。やっぱり座る時、ジーンと痛んだし。
何だか考える程に腹がたってきたわ…。契約を代理人に頼んで、パーティーに行くべきだった。。
「あんた。鏡にらんで、何ブツブツ言ってんの?終わったわよ。」
「にらんで??この顔がにらんでなの?」
「にらむよ。漢字だと睨むね。それ以外に何ていうのよっ。ほらさっさと行きなさい。時間だわよ。」
ふうん…。この顔が《にらむ》なのね。知らなかったわ……。
あれ?そういえば私、ずっとみんなに《睨む》をされているように思うわ………。なんだか憂鬱。知らなきゃ良かった……。
・・・・・・・・・・・・・・・
約束通りに音羽さんはやってきた。きちんと時間を守るなんて、思ったより真面目なのね。と感心しながら、今、サインを終えたところで所要時間は5分と掛かっていない。
「おいっ。ちゃんと人の話を聞きなさい。」
へ?何が??と思って顔を向けると
「だから、この部屋の鍵を寄越せって、言ってんだろっ。」

