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私は犬
第19章 任務遂行致します

早速、左腕にはめてみる。うーん、いい感じ。私、時計買っちゃった。
「いまは外しなさい。ちゃんと食べる。まったくお前はちっとも変わらないな……。」
怒られた?ブーッて3回やりたくなってきた…。
食事を終えて、後片付けをしていると音羽さんはキッチンにやってきた。珈琲かな?自分で淹れてね。私、やり方わからないし。
「なぁ、ビール無いの?」
そんなもの有るわけ……!
「あるっ!そっちの飲み物用の冷蔵庫に入ってる。」
スイスで買ったビールがまだ残っているはず。
「貰っていい?」
「どうぞ。」
時計を買ってここまで運んできてくれたし。お礼にビールくらいご馳走するわ。特別に、あなたの使った食器も洗ってあげる。西京焼きの秘密を教えてもらわなくちゃならないし。
「……。これ、飲んで無かったのかよ……。」
そう言われて振り向いた先には、初めての日に持ってきた、あのエノテークを少し困った顔をしながら持っている音羽さんの姿があった。
「これ、24年前のヴィンテージ。」
そう呟くように説明しながら、冷蔵庫の扉を閉める音羽さんは、何だかとても寂しそうで…。
「飲んで欲しいなら今すぐ飲むわよ。」
あ。言い方、間違えたかしら?んーっと…。
「嫌、そういう意味じゃない。しまっておくから好きにしろ。あと……。食洗機の洗剤、入れすぎだからそれ………。その半分の半分で足りる……。ぷっ…。」
と肩を揺らしながら言い残して、ビールを持って立ち去った……。
さっき、寂しそうって思ったの取り消すっ!
「いまは外しなさい。ちゃんと食べる。まったくお前はちっとも変わらないな……。」
怒られた?ブーッて3回やりたくなってきた…。
食事を終えて、後片付けをしていると音羽さんはキッチンにやってきた。珈琲かな?自分で淹れてね。私、やり方わからないし。
「なぁ、ビール無いの?」
そんなもの有るわけ……!
「あるっ!そっちの飲み物用の冷蔵庫に入ってる。」
スイスで買ったビールがまだ残っているはず。
「貰っていい?」
「どうぞ。」
時計を買ってここまで運んできてくれたし。お礼にビールくらいご馳走するわ。特別に、あなたの使った食器も洗ってあげる。西京焼きの秘密を教えてもらわなくちゃならないし。
「……。これ、飲んで無かったのかよ……。」
そう言われて振り向いた先には、初めての日に持ってきた、あのエノテークを少し困った顔をしながら持っている音羽さんの姿があった。
「これ、24年前のヴィンテージ。」
そう呟くように説明しながら、冷蔵庫の扉を閉める音羽さんは、何だかとても寂しそうで…。
「飲んで欲しいなら今すぐ飲むわよ。」
あ。言い方、間違えたかしら?んーっと…。
「嫌、そういう意味じゃない。しまっておくから好きにしろ。あと……。食洗機の洗剤、入れすぎだからそれ………。その半分の半分で足りる……。ぷっ…。」
と肩を揺らしながら言い残して、ビールを持って立ち去った……。
さっき、寂しそうって思ったの取り消すっ!

