この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第19章 任務遂行致します
早速、左腕にはめてみる。うーん、いい感じ。私、時計買っちゃった。

「いまは外しなさい。ちゃんと食べる。まったくお前はちっとも変わらないな……。」

怒られた?ブーッて3回やりたくなってきた…。


食事を終えて、後片付けをしていると音羽さんはキッチンにやってきた。珈琲かな?自分で淹れてね。私、やり方わからないし。

「なぁ、ビール無いの?」

そんなもの有るわけ……!

「あるっ!そっちの飲み物用の冷蔵庫に入ってる。」

スイスで買ったビールがまだ残っているはず。

「貰っていい?」

「どうぞ。」

時計を買ってここまで運んできてくれたし。お礼にビールくらいご馳走するわ。特別に、あなたの使った食器も洗ってあげる。西京焼きの秘密を教えてもらわなくちゃならないし。

「……。これ、飲んで無かったのかよ……。」

そう言われて振り向いた先には、初めての日に持ってきた、あのエノテークを少し困った顔をしながら持っている音羽さんの姿があった。

「これ、24年前のヴィンテージ。」

そう呟くように説明しながら、冷蔵庫の扉を閉める音羽さんは、何だかとても寂しそうで…。

「飲んで欲しいなら今すぐ飲むわよ。」

あ。言い方、間違えたかしら?んーっと…。

「嫌、そういう意味じゃない。しまっておくから好きにしろ。あと……。食洗機の洗剤、入れすぎだからそれ………。その半分の半分で足りる……。ぷっ…。」

と肩を揺らしながら言い残して、ビールを持って立ち去った……。

さっき、寂しそうって思ったの取り消すっ!
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ