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私は犬
第23章 私の事情
金曜日
今日は朝からお腹が痛い。念のため、処方された鎮痛剤を飲んでから出勤した。
きっとまたあれね。毎月毎月嫌になっちゃう…。当分、お薬が手放せないわ。
そう思っているところへ、剛ちゃんが乾杯の歌を口ずさみながら乱入してきた。あ、乱入じゃなくて珍入ね…。すぐ感化されるんだから、まったく…。
「アモレ アモール!ごきげんよう。」
「ごきげんよう。私、今忙しいの。」
「聞いて、聞いて!」
うん。聞いてるよ。
「ジムに、すっごーく格好いい人が居たの。新しいトレーナーみたいなんだけどっ。うふっ。はぁ〜。今日はいい事ありそう。」
うんうん。良かったね…。私は今日は嫌な事ありそうな気しかしないのに…。
とりあえず、今日のノルマを片付けちゃおう…。
時間になり、第1営業部へ出勤する。やっぱりオセロの角をとられたみたいな気分が消えない…。
主任である有史さんは、今朝は居ないみたい。普通はこうよね?忙しい人がいつまでも社内に居るなんておかしいもの。外回りとか色々あるでしょ?普通は。
いつものように鮎川さんの元に向かい、指示を仰いだ。
今日は朝からお腹が痛い。念のため、処方された鎮痛剤を飲んでから出勤した。
きっとまたあれね。毎月毎月嫌になっちゃう…。当分、お薬が手放せないわ。
そう思っているところへ、剛ちゃんが乾杯の歌を口ずさみながら乱入してきた。あ、乱入じゃなくて珍入ね…。すぐ感化されるんだから、まったく…。
「アモレ アモール!ごきげんよう。」
「ごきげんよう。私、今忙しいの。」
「聞いて、聞いて!」
うん。聞いてるよ。
「ジムに、すっごーく格好いい人が居たの。新しいトレーナーみたいなんだけどっ。うふっ。はぁ〜。今日はいい事ありそう。」
うんうん。良かったね…。私は今日は嫌な事ありそうな気しかしないのに…。
とりあえず、今日のノルマを片付けちゃおう…。
時間になり、第1営業部へ出勤する。やっぱりオセロの角をとられたみたいな気分が消えない…。
主任である有史さんは、今朝は居ないみたい。普通はこうよね?忙しい人がいつまでも社内に居るなんておかしいもの。外回りとか色々あるでしょ?普通は。
いつものように鮎川さんの元に向かい、指示を仰いだ。