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私は犬
第25章 罪には罰を*
そういえば、剛ちゃんの今日のお靴を観察するの忘れたわ。目を惹かれなかったという事は、普通のお靴だったのかもしれないけれど。あの剛ちゃんが普通のお靴を履く訳ないから、きっと何処かに仕掛けがあるはず。かかとに引き出しが付いてたっておかしくないわ…。

ふと顔をあげると、笹木さんが此方を睨みつけるように見ていた。目つきがいつもより険しい…。隣の池ノ内さんは、いつも通り仕事をしているように見える。今日から3日間、有史さんは出張で居ないんだっけ…。その証拠に鮎川さんの髪型も真っ直ぐだ。何も起こりませんように…。そう心で呟きながら目の前の作業を再開した。

お昼の休憩時間、時間を少しずらして久しぶりに社員食堂へ向かう。

最近、歯のクリーニングや、真知子先生の所での検診等が、11時頃に組まれていたから。昼の時間に掛かる事も少なくなくて、足が遠退いていた。

隅っこに席を確保して、お弁当を取り出す。今日は梅しそふりかけ若芽入り。2口で食べられる大きさに3つ作って、それぞれラップに包んだ。紙容器には冷蔵庫の中のものを適当に。冷凍の蓮のきんぴらと、卵焼きと、茹でた野菜たち。飲み物はほうじ茶。これは朝、執務室で中田さんが淹れて持たせてくれた。
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