この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私は犬
第25章 罪には罰を*
「隣、いいかな?」
と声がして、顔を向けると神部君が立っていた。慌てて口の中の物をお茶で流し込んで、「どうぞ。」と返事を返すと、神部君は隣に腰を下ろして食事を摂りはじめた。
「復職したんだね。噂には聞いていたけど、元気そうで良かった。」
神部君、心配してくれていたの?
「おかげさまで。ありがとうございます。」
少し胸がドキドキする…。
「あれから大きな移動があって、山脇課長覚えてる?課長、九州に転勤になったよ。単身赴任だって。」
「そうだったんですか。課長も大変ですね。」
「それから、九宝さんが知ってる人で、今も残っているのは…。」
今も残ってる人って、そんなに沢山の人が居なくなったの?神部君は残れたのよね?ここにこうして居るんだから。
「あまり、他の皆さんのお顔を覚えていなくて。お話を伺ってもピンと来ないかもしれません。」
「そっか。なんか前より綺麗になったね。雰囲気が明るくなった。あの後、休職したって聞かされて、もっと何かしておけば良かったって凄く後悔したんだ。」
何かって何だろう?
「九宝さんってさ、今彼氏とか居るの?」
と声がして、顔を向けると神部君が立っていた。慌てて口の中の物をお茶で流し込んで、「どうぞ。」と返事を返すと、神部君は隣に腰を下ろして食事を摂りはじめた。
「復職したんだね。噂には聞いていたけど、元気そうで良かった。」
神部君、心配してくれていたの?
「おかげさまで。ありがとうございます。」
少し胸がドキドキする…。
「あれから大きな移動があって、山脇課長覚えてる?課長、九州に転勤になったよ。単身赴任だって。」
「そうだったんですか。課長も大変ですね。」
「それから、九宝さんが知ってる人で、今も残っているのは…。」
今も残ってる人って、そんなに沢山の人が居なくなったの?神部君は残れたのよね?ここにこうして居るんだから。
「あまり、他の皆さんのお顔を覚えていなくて。お話を伺ってもピンと来ないかもしれません。」
「そっか。なんか前より綺麗になったね。雰囲気が明るくなった。あの後、休職したって聞かされて、もっと何かしておけば良かったって凄く後悔したんだ。」
何かって何だろう?
「九宝さんってさ、今彼氏とか居るの?」