この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第6章 お仕事です
※やっとここまでたどり着きました。本来であれば、この辺りから始める予定でした。思いつきで想定外の無謀な事を試みて。全く書けなくて猛省しています

※※※※※※※



「でかっ。背いくつ?」


帰国してから、初めて会う人に必ずと言って良いほど似た質問を受ける。

私の身長があなたの個人的な興味の対象だったとしても、それって仕事に関係ないわ。何か問題になるの?と、言いたい気持ちをグッと飲み込んで

「172センチです」と答えると

「すげぇ!」と返事が返ってきてうんざりする。

やっぱり皆同じ反応…。何かマニュアルでもあるのかしら?高身長女専用の質疑応答マニュアルみたいなものが。



おば様の母校で初めて「すげぇ」と言われた時、意味が分からなくて調べてみたら

すげぇは【凄い】の若者風の言葉だと知った。ついでに凄いの意味を調べてみたら【酷い】とか【ぞっとする程恐ろしい】と書いてあった。

私はどうやら、酷くてゾッとするほど恐ろしいようだ。皆さんより少しだけ背が高いだけなのに……。


黙っていると次の質問が飛んできた。

「九宝って苗字珍しいよね。やっぱうちの専務の親戚か何か?」


まただわ。先ほど渡辺さんにも同じ事を聞かれたばかり。
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ