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私は犬
第6章 お仕事です
いい加減、ため息が出そう。この会社の専務は孝徳さん。遠縁だけれども血縁関係にあるのは間違いない。でも色々と厄介だから絶対に口外しないと、孝徳さんともそう約束しあった。

「全く関係ございません。」

すると何か言いたげな顔をして、目の前の人物は去って行った。ん?そういえば、あの方どなたかしら?

お母さまと廣徳さん孝徳さんはハトコで、おば様とお婆さまは従姉妹になる。

だから血縁とはいっても、私の中に流れている孝徳さんの血なんて、ほんの数滴。きっと3滴くらいだと思うの。3滴では血縁とはいえないわよね。


そうだ。こんな事をしている場合ではないわ。早く髪の毛縛らなきゃ。

慌ててポーチを手に化粧室へ向かう。ブラシが無いけれど手櫛でも何とかなるはず。


「あなた会社に何しに来ているの。髪の毛くらい縛りなさい、みっともない。」

と渡辺さんに言われたのは、つい先ほどで。

この方が新人である私の教育係だと、この課のボスである課長さんに言われた。教育係って先生の事よね?だから言われた事には従わないといけないと思うの。

命令系統的にも。そうしなければ秩序が乱れて無駄が生じてしまうもの。


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