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私は犬
第25章 罪には罰を*
やっぱりマンションに車を置きに戻って、タクシーで銀座に向かった。有史さんって銀座好きなのかな?
よく靴をお願いしているヨシノヤさんの近所で降りて、路地をちょこちょこ歩いて小さなお店に入った。まだ早い時間なのに、店内はけっこう混んでいる。
大衆割烹と書いてあったから割烹料理屋さんだと思う。看板には千里浜と書いてあった。
「ここは魚が旨いんだ。」
そう言いながら、有史さんが適当に何かを頼んだ。やがて、お刺身の盛り合わせとか、焼き魚等が運ばれてきて、ハイボールを飲みながらつまんだ。周りの人達もワイワイガヤガヤと食べている。
「旨いだろ?食えるだけ食っとけ。」
このはまぐり焼きウマーい!赤貝のお刺身もウマーい!竹貝なんて初めて食べた。
おマンコの事情なんかすっかり忘れて、お腹いっぱいまで頂いた。銀座にはこういうお店もあるのね。
「ガキの頃さ、年に1度は帰国してて、皆でよく銀座に飯食いにきた…。」
そうなんだ…。銀座が思い出の場所なのね…。
「銀座、他のお店にも色々行ったの?」
「ああ。前に真子が時計見てた店あるだろ?あの近所に、婆さんが好きだった釜飯屋があってさ。良く食ったな…。」
よく靴をお願いしているヨシノヤさんの近所で降りて、路地をちょこちょこ歩いて小さなお店に入った。まだ早い時間なのに、店内はけっこう混んでいる。
大衆割烹と書いてあったから割烹料理屋さんだと思う。看板には千里浜と書いてあった。
「ここは魚が旨いんだ。」
そう言いながら、有史さんが適当に何かを頼んだ。やがて、お刺身の盛り合わせとか、焼き魚等が運ばれてきて、ハイボールを飲みながらつまんだ。周りの人達もワイワイガヤガヤと食べている。
「旨いだろ?食えるだけ食っとけ。」
このはまぐり焼きウマーい!赤貝のお刺身もウマーい!竹貝なんて初めて食べた。
おマンコの事情なんかすっかり忘れて、お腹いっぱいまで頂いた。銀座にはこういうお店もあるのね。
「ガキの頃さ、年に1度は帰国してて、皆でよく銀座に飯食いにきた…。」
そうなんだ…。銀座が思い出の場所なのね…。
「銀座、他のお店にも色々行ったの?」
「ああ。前に真子が時計見てた店あるだろ?あの近所に、婆さんが好きだった釜飯屋があってさ。良く食ったな…。」