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私は犬
第6章 お仕事です
「は?あんたFランの癖に何言ってんの?1人前に仕事もできない新人が盛ってんなっ!」
あぁ…。何だか収拾がつかなくなってきた気がするわ。えふらんって?さかるって何?
その後、渡辺さんは早口でしばらく喋り続け、気が済んだのか何処かへ行った。
私は途中から何を言われているのか全く理解出来なくて、黙って下を向いたままそれを聞いているしかなかった。
とりあえず、クリアなジェルを塗布した指先は会社に相応しくないという事と、薄ピンクベージュのグロスは気持ち悪い事を理解した。
ジェルを落とさないといけないわね。あと、近藤さんに頂いたグロス?も、もう使えないから捨てなきゃ。あれは見た目は口紅のように見えるけれど、本当は口紅ではなかったのね。
その後、席に戻って脱力してしまった。
パソコンのキーを叩きながら、何とか与えられた事を消化するのに精一杯で、気を抜くと指が止まってしまう。
ノロノロとそんな事を繰り返していると、右手の甲に飴のような包みが2つ乗せられてキーボードに滑り落ちた。
何で飴?何で2個?
顔をあげると目の前に見た事のある顔が。えーっと。この方は。下げられた社員証に目をやると神部と書いてある。読み方はかみべさん、でいいのかしら?それとも、かみぶさん?
あぁ…。何だか収拾がつかなくなってきた気がするわ。えふらんって?さかるって何?
その後、渡辺さんは早口でしばらく喋り続け、気が済んだのか何処かへ行った。
私は途中から何を言われているのか全く理解出来なくて、黙って下を向いたままそれを聞いているしかなかった。
とりあえず、クリアなジェルを塗布した指先は会社に相応しくないという事と、薄ピンクベージュのグロスは気持ち悪い事を理解した。
ジェルを落とさないといけないわね。あと、近藤さんに頂いたグロス?も、もう使えないから捨てなきゃ。あれは見た目は口紅のように見えるけれど、本当は口紅ではなかったのね。
その後、席に戻って脱力してしまった。
パソコンのキーを叩きながら、何とか与えられた事を消化するのに精一杯で、気を抜くと指が止まってしまう。
ノロノロとそんな事を繰り返していると、右手の甲に飴のような包みが2つ乗せられてキーボードに滑り落ちた。
何で飴?何で2個?
顔をあげると目の前に見た事のある顔が。えーっと。この方は。下げられた社員証に目をやると神部と書いてある。読み方はかみべさん、でいいのかしら?それとも、かみぶさん?