この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私は犬
第30章 主導権*
私の周りは、みんなツルツルが当たり前。特にマルヤムの国では、お嫁に行ったら完璧にツルツルにしないと、旦那様に嫌われるそうだ。
マルヤムはアラブの国の人だけど、お母様は外国人。だから我が家は先進的なのよ。とマルヤムは話していた。脱毛も16歳くらいから2人でクリニックに通い始めた。
スイスは美容先進国。だから、おば様もしょっちゅう色々なクリニックへ行っていた。でも…。美白という概念はスイスを始め、ヨーロッパには無い。美白化粧品なんて無いに等しい。
「日本は、毛が無いといけないの?」
「いけない訳じゃない。ただ、女性器にそういう手入れがされてる事を、良くは思わない人も少なく無いな。」
「有史さんも良く思わないの?」
「良いも悪いも、今更生えてこないだろ?そんな事は苦にすんな。」
いつも、撫でながら『ツルツルで気持ちいい』って言う癖に…。それってツルツルが良いって事ではないの?
「もう、他の誰にも見せんなよ…。」
「それは無理。婦人科の先生に毎月診て頂いてるもの。」
「……男か?」
「女の先生よ。」
そうだ…。真知子先生達と、あのホテルでお食事した時、もの凄く臭い女性連れてたけど…。
見なければ良かった。早く忘れたいのに…。
マルヤムはアラブの国の人だけど、お母様は外国人。だから我が家は先進的なのよ。とマルヤムは話していた。脱毛も16歳くらいから2人でクリニックに通い始めた。
スイスは美容先進国。だから、おば様もしょっちゅう色々なクリニックへ行っていた。でも…。美白という概念はスイスを始め、ヨーロッパには無い。美白化粧品なんて無いに等しい。
「日本は、毛が無いといけないの?」
「いけない訳じゃない。ただ、女性器にそういう手入れがされてる事を、良くは思わない人も少なく無いな。」
「有史さんも良く思わないの?」
「良いも悪いも、今更生えてこないだろ?そんな事は苦にすんな。」
いつも、撫でながら『ツルツルで気持ちいい』って言う癖に…。それってツルツルが良いって事ではないの?
「もう、他の誰にも見せんなよ…。」
「それは無理。婦人科の先生に毎月診て頂いてるもの。」
「……男か?」
「女の先生よ。」
そうだ…。真知子先生達と、あのホテルでお食事した時、もの凄く臭い女性連れてたけど…。
見なければ良かった。早く忘れたいのに…。