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私は犬
第9章 お仕事です④
「いゃあ…。嫌なら高いヒール履かないでって言えば済む話しだろ。」

「おまぇなあ…。あれ、絶対処女だから。間違いないから。」

処女と言われてギクリとした。帰国するまで気にした事もなかった事なのに…。

大学でも「この歳で処女なんて、終わってるからっ」

と誰かが言っていた。少し考えて、終わってる=終了=末期=絶望的。だと理解して、念のために剛ちゃんに確認すると「まあ、そんな感じよ。」と言われた。

それに……。ヒソヒソと私を見ながら「え!だってどう見ても処女じゃん?」とか「あり得ない。」と話ている姿もチラリと見かけた。

トイレの個室の歯磨きタイムでも、「えー!九宝さんが?まぁじ?だってどう見ても処女でしょ?アレ。」

と言っているのを耳にした事がある。たぶん…。処女というのは、日本では恥ずかしい事なのかもしれない。皆が隠れて噂話したくなる程、酷い事なのかもしれない…。

そんなこと気にしない。けれど…。ここは日本だから気にした方がいいのかもしれない。

周りが黙っている時に笑うな。とか、郷に入れば郷に従え。という教えがあるのだから…。

「……いや、だからさ。」
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