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第5章 欲

市九郎は赤猫の身体を抱き締め、形の良い乳房をぐっと掴んだ。

「あっ！」

淡く色づいた先端を口に含み、舌で転がす。

赤猫は頰を染めたまま、切ない吐息を漏らした。

赤猫の身体を弄びながら、湯の中で市九郎の中心も力を得ていくのが判る。

市九郎はふいに、赤猫を抱いたまま湯桶から立ち上がり、外に出ると手拭いで身体を拭いた。


赤猫も続いて身体を拭く。

市九郎は赤猫を再び抱き抱え、そのまま衝立裏の寝床に連れて行った。